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肌質別スキンケアの正解は?乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌の特徴と正しいケア方法を解説

「スキンケアを頑張っているのに肌荒れが治らない」
「自分に合う化粧水や乳液が分からない」
「昔は脂性肌だったのに、最近は乾燥が気になる……」

このように、スキンケアに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

肌悩みを改善するためには、人気のアイテムを使うだけでなく、自分の肌質や現在の肌状態に合ったケアを行うことが大切です。

肌質は大きく分けると「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の4種類があり、そこに肌の刺激に対する反応のしやすさとして「敏感肌」という特徴が加わることがあります。

ただし、肌質は生まれつき決まったまま変わらないものではありません。年齢や季節、ホルモンバランス、生活習慣、間違ったスキンケアなどによって変化することもあります。

今回は、肌質の種類ごとの特徴やおすすめのスキンケア、注意したいポイントについて詳しく解説します。

そもそも肌質とは?

肌質とは、皮脂の分泌量や肌の水分量、バリア機能などによって分けられる肌の傾向のことです。

肌の表面には「角層」と呼ばれる部分があり、肌内部の水分を保ったり、外部からの刺激を防いだりする役割があります。

角層の水分量や皮脂量のバランスが整っていると、肌はうるおいを保ちやすく、肌荒れもしにくい状態になります。

一方で、皮脂が多すぎるとベタつきや毛穴詰まりにつながり、水分や油分が不足すると乾燥やつっぱり感が起こりやすくなります。

大切なのは、「自分は乾燥肌だからずっと乾燥肌」「脂性肌だから保湿は不要」と決めつけないことです。

同じ人でも、季節や年齢によって肌の状態は変わります。まずは現在の自分の肌状態を観察することから始めてみましょう。

普通肌の特徴とスキンケア

普通肌の特徴

普通肌は、肌の水分と皮脂のバランスが比較的整っている肌質です。

洗顔後に極端なつっぱり感がなく、時間が経っても過度なベタつきや乾燥が気になりにくい傾向があります。

肌荒れやニキビなどのトラブルも比較的起こりにくい肌質ですが、普通肌だからといってスキンケアが必要ないわけではありません。

紫外線や乾燥などのダメージが蓄積すると、肌質が変化することもあります。

普通肌のスキンケア

普通肌は、現在の肌状態を維持することを意識したスキンケアがおすすめです。

基本は、

・洗顔で汚れや余分な皮脂を落とす
・化粧水で肌に水分を与える
・乳液やクリームでうるおいを守る
・日焼け止めで紫外線を防ぐ

というシンプルなケアで十分です。

肌悩みがないからといって、たくさんの美容液やパックを重ねる必要はありません。

むしろ、肌に合わないアイテムを何種類も使うことで、刺激や肌荒れの原因になることもあります。

普通肌の注意点

普通肌の人が注意したいのは、「肌トラブルがないから何をしても大丈夫」と考えてしまうことです。

特に紫外線は、すぐに肌トラブルとして現れなくても、将来的なシミやハリ不足の原因になる可能性があります。

肌状態が安定しているときこそ、保湿と紫外線対策を丁寧に行いましょう。

乾燥肌の特徴とスキンケア

乾燥肌の特徴

乾燥肌は、肌の水分や油分が不足しやすい肌質です。

洗顔後に肌がつっぱる、粉をふく、肌がカサつく、ファンデーションがきれいにのらないといった悩みが起こりやすくなります。

肌の水分が不足すると、肌のバリア機能も低下しやすくなります。

バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり、赤みやかゆみ、肌荒れにつながることもあります。

乾燥肌のスキンケア

乾燥肌のスキンケアで最も大切なのは、洗いすぎないことと保湿です。

クレンジングや洗顔の際にゴシゴシこすると、肌に必要なうるおいまで奪ってしまう可能性があります。

洗顔料はしっかり泡立て、手で肌をこすらず、泡を転がすように優しく洗いましょう。

洗顔後は肌が乾燥しやすいため、できるだけ早く保湿することが大切です。

化粧水で水分を補った後は、乳液やクリームなどを使ってうるおいを守りましょう。

保湿成分としては、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどが知られています。

保湿化粧品には、水分を保持する成分や肌表面からの水分蒸発を防ぐ成分などが使われています。自分の肌に合う使用感のアイテムを継続して使うことも大切です。(J-STAGE)

乾燥肌の注意点

乾燥が気になるからといって、油分の多いクリームを大量に塗ればよいとは限りません。

肌の状態によっては、重いテクスチャーのアイテムがニキビや毛穴詰まりにつながることもあります。

また、乾燥しているときにスクラブやピーリングを頻繁に行うと、刺激によってさらに肌状態が悪化する可能性があります。

肌がヒリヒリする、赤みが強い、かゆみがあるといった場合は、攻めのケアを控え、刺激の少ないシンプルな保湿を意識しましょう。

脂性肌の特徴とスキンケア

脂性肌の特徴

脂性肌は、皮脂の分泌量が多い肌質です。

顔全体がベタつきやすい、メイクが崩れやすい、毛穴の開きや黒ずみが気になるといった特徴があります。

皮脂が多いと、ニキビや毛穴詰まりが起こりやすくなることもあります。

ただし、顔がベタつくからといって、必ずしも肌の水分量が十分とは限りません。

皮脂は多いのに肌内部は乾燥している「インナードライ」の状態になっている可能性もあります。

脂性肌のスキンケア

脂性肌の人は、皮脂を取りすぎないことがポイントです。

ベタつきが気になるからといって、1日に何度も洗顔したり、強力な洗浄力のクレンジングを使ったりすると、肌に必要な皮脂まで奪ってしまうことがあります。

その結果、肌が乾燥し、皮脂の分泌がさらに増える場合もあります。

洗顔は基本的に朝晩の1日2回を目安にし、泡で優しく洗いましょう。

保湿も忘れてはいけません。

脂性肌の場合は、みずみずしいジェルや軽い乳液など、ベタつきにくい使用感のアイテムを選ぶと使いやすいでしょう。

ニキビが気になる場合は、ノンコメドジェニックテスト済みの製品を選ぶのもひとつの方法です。日本皮膚科学会も、ニキビ肌の基礎化粧品や保湿剤について、ノンコメドジェニックまたはハイポコメドジェニックと表示されたものを選択肢として紹介しています。(公益社団法人日本皮膚科学会)

脂性肌の注意点

脂性肌で最も注意したいのは、皮脂を完全になくそうとしないことです。

皮脂は肌を守る役割も持っています。

「顔がテカるから保湿しない」「ニキビができるからスキンケアをしない」という方法は、肌のバリア機能を低下させる原因になる可能性があります。

また、ニキビが気になるからといって、何度も洗顔したり強くこすったりするのも避けましょう。洗顔は1日2回程度を基本とし、強い摩擦を避けることが大切です。(公益社団法人日本皮膚科学会)

混合肌の特徴とスキンケア

混合肌の特徴

混合肌は、顔の部分によって肌状態が異なる肌質です。

例えば、

・Tゾーンはベタつくのに頬は乾燥する
・鼻や額はテカるのに口周りはカサつく
・毛穴が気になる部分と乾燥する部分がある

といった状態が代表的です。

日本人にも多い肌質といわれることがあり、スキンケア選びに悩みやすい肌質のひとつです。

混合肌のスキンケア

混合肌は、顔全体に同じケアをするのではなく、部分ごとに調整するのがおすすめです。

例えば、頬や口周りが乾燥する場合は、保湿力の高い乳液やクリームを使用します。

一方で、Tゾーンのベタつきが気になる場合は、油分の多いアイテムを厚く塗りすぎないようにします。

顔全体に同じ量のスキンケアをする必要はありません。

乾燥する部分にはしっかり保湿し、皮脂が気になる部分は軽めにするなど、自分の肌状態に合わせて調整してみましょう。

混合肌の注意点

混合肌の人は、肌のベタつきと乾燥の両方が気になるため、アイテムを次々に変えてしまうことがあります。

しかし、肌状態は季節や体調でも変わるため、短期間で「効果がない」と判断するのは難しい場合があります。

まずは洗顔、保湿、紫外線対策という基本のケアを整え、肌の状態を見ながら必要なアイテムを追加していくのがおすすめです。

敏感肌の特徴とスキンケア

敏感肌の特徴

敏感肌は、化粧品や環境の変化などによって肌に刺激を感じやすい状態を指すことがあります。

化粧品を使うとヒリヒリする、赤みが出やすい、季節の変わり目に肌荒れしやすい、乾燥やかゆみが起こりやすいといった特徴があります。

ただし、「敏感肌」は医学的な病名ではありません。

肌の赤みやかゆみ、湿疹などが長く続く場合は、単なる敏感肌ではなく皮膚疾患が隠れている可能性もあるため、自己判断で化粧品を使い続けないことも大切です。

敏感肌のスキンケア

敏感肌のスキンケアでは、肌への刺激をできるだけ減らすことが基本です。

洗顔時に強くこすらない、熱すぎるお湯を使わない、香料やアルコールなど特定の成分が刺激になる場合は避けるなど、自分に合わない刺激を把握しましょう。

肌が荒れているときは、美白や毛穴、エイジングケアなど複数の美容成分を一度に取り入れるよりも、まずは肌を保湿してバリア機能を整えることを優先するのがおすすめです。

アトピー性皮膚炎など、バリア機能の低下が関係する皮膚疾患では、刺激の少ない洗浄と保湿が重要なスキンケアの一部とされています。(日本皮膚科学会)

敏感肌の注意点

新しい化粧品を使うときは、いきなり顔全体に塗るのではなく、少量から試すようにしましょう。

また、「敏感肌用」と書かれている商品でも、すべての人に刺激が起こらないとは限りません。

肌に合うかどうかは人によって異なるため、使用後に赤みやかゆみ、ヒリヒリ感などが出た場合は使用を中止してください。

肌質は年齢によって変化する?

肌質は、年齢とともに変化することがあります。

例えば、若い頃は皮脂の分泌量が多く、ニキビやテカリに悩んでいた人でも、年齢を重ねるにつれて乾燥を感じやすくなることがあります。

これは、加齢に伴って皮脂の分泌量や肌の水分保持力などが変化するためです。

また、紫外線ダメージの蓄積によって、シミやくすみ、ハリ不足などが目立ちやすくなることもあります。

20代では皮脂やニキビが気になっていたのに、30代に入ってから乾燥や毛穴、くすみが気になるようになったという人も少なくありません。

さらに、40代以降は肌の乾燥やハリ不足がより気になりやすくなることがあります。

ただし、年齢による変化には個人差があります。

年齢だけで「このスキンケアに変えなければいけない」と決めるのではなく、そのときの肌状態を見ながらアイテムを調整することが大切です。

季節によっても肌質は変わる

肌質は、季節によっても変化します。

冬は空気が乾燥しているため、肌の水分が失われやすくなります。

一方、夏は気温や湿度が高く、汗や皮脂によるベタつきが気になりやすくなります。

しかし、夏でも冷房の効いた室内に長時間いることで、肌が乾燥することがあります。

つまり、「夏は脂性肌」「冬は乾燥肌」と単純に決めることはできません。

季節によって、

・保湿アイテムの重さを変える
・洗顔料の使用感を調整する
・汗をかいたときはこすらず優しく拭く
・紫外線対策を行う

など、その時期の肌状態に合わせたケアを行いましょう。

肌質に合ったスキンケアを選ぶときのポイント

肌質別のケアを紹介しましたが、最も大切なのは「肌質だけで化粧品を決めない」ことです。

同じ乾燥肌でも、敏感になっている人とそうでない人では、合う化粧品が異なる場合があります。

また、脂性肌でも部分的に乾燥していることがあります。

そのため、肌質はあくまで目安として考えましょう。

スキンケアを選ぶときは、

・今の肌状態
・季節
・年齢
・生活環境
・肌に合わない成分の有無

などを総合的に考えることが大切です。

そして、どの肌質でも基本となるのは、洗いすぎないこと、保湿すること、紫外線対策をすることです。

肌質は「今の肌」を見ながらケアすることが大切

肌質には、普通肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌などさまざまな種類があります。

さらに、敏感になりやすい肌や、インナードライのように一見しただけでは判断しにくい状態もあります。

自分の肌質を知ることは、スキンケア選びの参考になります。

しかし、肌質は年齢や季節、ホルモンバランス、生活習慣などによって変化するものです。

「私は脂性肌だから保湿しない」
「昔から乾燥肌だからこの化粧品を使い続ける」
と決めつけるのではなく、今の肌状態を確認しながらケアを調整していきましょう。

肌が乾燥しているときは保湿を重視し、皮脂が気になるときは洗いすぎに注意する。

肌が敏感になっているときは、できるだけ刺激を減らす。

このように、その日の肌状態に合わせてスキンケアを選ぶことが、健やかな肌を保つためのポイントです。

肌質に合ったスキンケアを取り入れて、無理なく自分の肌と向き合っていきましょう。